一般社団法人日本スキンケア協会に行ってきました

一般社団法人日本スキンケア協会に行ってきました。

同協会が認定しているスキンケアアドバイザー資格、スキンケアカウンセラー資格を経て、この度、最上位資格であるスキンケアカウンセリングインストラクター資格を拝命するために、表敬訪問した次第です。

同協会以外にも、スキンケアスペシャリストやコスメコンシェルジュ、化粧品成分スペシャリストなど似通った資格を発行している一般社団法人が結構ありますが、敢えてこの協会を上り詰めてみようと思ったのは、全団体のテキストを取り揃えてみて内容を比較し、資格取得に至るプロセスも全て比較した結果、ここがバランス的に一番優れていると感じたからです。

ここの教材は、レベル感と分量が各人の知識量にもよりますがちょうど良いです。偏ってもいないですし、深すぎもしない、まんべんないです。他の教材は、美容の歴史学者や化粧品開発者でもないのにそんな知識必要?とか、そもそも化粧品開発者を養成するのであれば、これだと全然不足だし・・・など、つっこみどころ満載だったので。

また、試験の同協会が課題(レポート)方式なのに対し、他の資格は暗記型のテスト形式。課題方式はかなりしんどいですが、考える力がつきます。一方、暗記型のテスト形式ですが、大学の持ち込みOKテストと同じ考えを私はもっていて、「覚えておくことって本当に必要?」「欲しい情報がどこに記載されているか知っていればそれでOKなんじゃないの?」と思っているので、暗記せねばならない意味がわかりません。

実際、私は化粧品開発者で、日々、開発の現場でしのぎを削っていますが、いちいちマニアックな成分のマニアックな定義・機能まで覚えていられません。日々、新機能な新成分が開発されるこの業界にあって、欲しい情報がデータベース化されていて、それが簡単に操作できる環境を作ることの方がよほど重要だと思っています。

これらを鑑みて、一般社団法人日本スキンケア協会をのぼりつめることを目指したというのが背景にあります。あ、最上位資格のスキンケアカウンセリングインストラクター資格は課題方式ではないですよ。この資格は一般講座化されていない資格で、完全な力量評価になります。さしもの美容マニア・化粧品開発者の私もこれは大変でしたが、先方からすれば、「Ph.Dが乗り込んできた!」と、ちょっと話題になっていたようです。

肌が弱い人、正しいスキンケアに興味がある人、基礎化粧品選びで失敗したくない人は、同協会のスキンケアアドバイザー資格の受講をお勧めします。美容ブロガーさんの方にも、無責任な情報をお祭り騒ぎで発信しないために、取得をお勧めします。美容部員や美容皮膚科でカウンセリングを担当される方にもお薦めです。

一方、エステシャンなど「美」に関するお仕事で生計を立てていかれたいという方は、同協会のスキンケアカウンセラー資格や、技術系のスキンケアフェイシャリスト資格の取得をお勧めします(今、私は、こちらの最上位資格「認定指導員」も取得すべく精進中です。・・・誰かに指導する気はありませんが 笑)。

写真は、一般社団法人日本スキンケア協会代表理事であり、エステ技術日本一(エステティックコンテスト全国大会一位)の小野浩二先生(左)と私(右)のツーショットです。小野先生がスマートな分、私が何となくずんぐりっぽく写っていますが、私も体年齢18歳をキープし続けているスマートマンです!単に比較するとそうみえちゃうだけ!ということで。

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