化粧品OEMメーカーさんもいろいろなのですね

何気なくネットサーフィンしていてびっくりしたのが、化粧品OEMメーカーさんの中で、独自ブランドを展開しておられる(ように見える・・・たぶん間違いない)ところがあるのだということです。

 

通常化粧品OEMメーカーさんは独自ブランドを持ちません。そりゃそうですよね。私のように一緒に開発させて頂く際に、独自ノウハウを供与したり、コンフィデンシャル情報を開示したりする場合、そのようなメーカーさんには安心してご依頼することができません。

 

だって、技術も知識もそのまま化粧品OEMメーカーさんに蓄積されて、どこに流用されたかわからなくなりますし、そもそもそのようにして蓄積した技術を、独自ブランドに反映されてはたまったものではありません。正直そのようなメーカーさんとはお付き合いしたくないです。

 

化粧品OEMメーカーさんは、そのようなことをしないという不文律というか暗黙の了解のようなところがあるはずなのですが・・・。ちょっと人間不信になりそうです。まあ、そういうところとはお付き合いしなければ良いだけのことなのですが。

 

でも、そういうのやっぱりやめて欲しいなぁ。会社名をだしちゃおおうかなぁと思いながら、もし万一、今後関わることになる可能性もゼロではないため、気の小さい私としては名指しは控えておこうと思います。

 

う~ん。でもなぁ。。。。

「飲む日焼け止め」に期待できること

TVや雑誌がもてはやすものだから、「飲む日焼け止め」の「ヘリオケア」や「シェードファクター」が人気のようです。とはいえ、実際のところこれらの「飲む日焼け止め」ってどのくらいの効果を期待できるものなのでしょうか?

 

ちょうど、複数のお医者様から「あれって実際どうなの?」とご質問頂いたこともあり、良いタイミングということで、「飲む日焼け止め」の作用メカニズムや「期待できる効果」について、お医者様とのやり取りをそのままアップロードしてみました。

 

飲む日焼け止め「ヘリオケア」や「シェードファクター」などに関するご相談事例

 

結論から言うと、「過大な期待は禁物」ということなのですが、それだけだと納得できないという方もおられると思うので、是非、上記記事をご一読頂ければ幸いです。

 

肌老化の80%は加齢由来ではなく紫外線由来と言われており、地表に降り注ぐ紫外線量はこの何年間かで数%ペースで増加しています。ですので、紫外線ケアは性別年齢に関わらずこれからとても大切になってくることと思われます。

 

ここで一度、エビデンスに基づいた情報を共有させて下さい。よろしくお願いいたします。

 

肌の漂白剤!シミ取り美白成分「ハイドロキノン」の功罪

夏だからというわけではないのしょうが、最近、美白化粧品に関する問い合わせが多くあります。中でも多いのが、肌の漂白剤とあだ名される美白成分「ハイドロキノン」。

 

確かに化粧品成分の中では群を抜いてシミに効果のある成分ですが、生理活性が強い分、肌に対する負担も大きいし、光毒性が猛烈なので、ハイドロキノン由来の肌トラブルに悩まされる方も多いようです。

 

そこにきて、日本の化粧成分に対する規制の緩さが被害を大きくしています。アメリカではハイドロキノンを化粧品に2%以上配合する場合、医師の処方箋が必要ですし、使用方法についても適切な指導がなされます。

 

一方、日本はどうでしょうか?ハイドロキノンを5%、10%と入れ放題。しかも、クリニックの院内化粧品ですら、処方したお医者様が適切なハイドロキノンの使用方法をご存知ないケースが多いです。

 

なので、私のところにはここのところ、ハイドロキノンに由来する肌トラブルのカウンセリング依頼がたくさんきています。今日は、代表的なカウンセリング事例をまとめてみたので、是非、ハイドロキノンを使ってみようと思われている方は、ご一読頂ければ幸いです。

 

シミ消し!美白成分「ハイドロキノン」に起因する肌トラブルのご相談事例

「フラーレン美ラボ」という美容ポータルサイトをご存知ですか?

ご存知ない方、きっと多いですよね。

コスメフリークの間では結構有名な美容ポータルなのですが、まだまだ一般認知度は高くないかもしれません。

 

では、「フラーレン」はご存知でしょうか?

これまた認知度が低いですよね。ちょっと詳しい方だと「ああ、かなり前にノーベル化学賞の受賞対象になった物質ね」くらいはお答え頂けるかもしれません。

 

そうです。

フラーレンとはそのノーベル化学賞で一時期有名になった物質です。そして、優れた美容成分として高めの基礎化粧品に配合されることのある知る人ぞ知る主役級成分でもあります。

 

フラーレン美ラボ」はそんなフラーレン化粧品の中から選りすぐりのみをチョイスしたコスメマニアのための優良美容ポータルサイトなのです。かなり真面目なサイトのためこれから認知度が上がってくるのでは?と、私もずっと前からウォッチングしていたポータルでもあります。

 

で、なぜそのマニアックな美容ポータルサイトのことを鼻息荒く言及しているかというと、何と!まさかまさかですが、私の主催するドクターズコスメブランド【NKラボ】オールインワン化粧品「NKモイストジェル」プロ向け保湿美容液「NKエッセンス」がここで特集されたからです。

 

不純な動機でちょっと恥ずかしいのですが・・・。とはいえ、このポータルはフラーレン化粧品を扱っているブランドとしては、一度は特集されてみたいと願ってやまない美容サイトなので、私としては顧客様に化粧品を喜んでいただいたときと同じくらいうれしいのです。そんな宣伝しているわけでもないのに、よくぞ、私のかわいい子らを見出してくれたと。

 

もし、もしですよ!少しでもご興味がありましたら、フラーレン美ラボの特集ページを覗いてみて頂けると大変ありがたいです。特集記事を読んでいただけるだけで感謝です。

久しぶりにスキンケアカンセリング事例を更新しました

 

サイトを設置したばかりのころは、過去のスキンケア事例5000件強を全てまとめてやろうと気張っていたのですが、現実のスキンケアカウンセリングが多忙なのと、生業である化粧品開発・販売の方で身体がいくつあっても足りない状況のため、スキンケアカウンセラーによる「お肌の悩み」カウンセリング(無料)の更新をさぼっておりました。

 

が、今日はがんばって事例共有してみました。内容は、化粧品を変えたとたんに急激な肌トラブルに見舞われたという相談事例。日本の化粧品成分に関する規制はあまあまなところがあり、効果を追い求めるあまり安全性を軽視する風潮があります。新成分の開発が活性化しつつある昨今、こういうカウンセリング事例を急ぎ共有することは価値があると思っている次第です。

 

こっそりと日の当たらないところでやっている活動(日の当たるところでやったら、私の時間が回らないので)ですが、確実におひとりおひとりの相談者様のお役に立てている実感はうれしいものです。

 

是非、化粧品による肌トラブル事例1を共有いただき、万一の事態にも焦らず冷静に対応できるよう知見をストックして頂ければ幸いです。

 

これまで、いろいろ勉強してPh.D(工学博士)やらTOEICのハイスコアやら、他にもいろんな資格にチャレンジして取得してきましたが、一般社団法人日本スキンケア協会のスキンケアアドバイザー資格(現在は最上位資格のスキンケアカウンセリングインストラクター資格保有)が最も人の役に立ってる感が実感できて、手間暇かけて取得して良かったなぁと思う資格です。

一般社団法人日本スキンケア協会に行ってきました

一般社団法人日本スキンケア協会に行ってきました。

同協会が認定しているスキンケアアドバイザー資格、スキンケアカウンセラー資格を経て、この度、最上位資格であるスキンケアカウンセリングインストラクター資格を拝命するために、表敬訪問した次第です。

同協会以外にも、スキンケアスペシャリストやコスメコンシェルジュ、化粧品成分スペシャリストなど似通った資格を発行している一般社団法人が結構ありますが、敢えてこの協会を上り詰めてみようと思ったのは、全団体のテキストを取り揃えてみて内容を比較し、資格取得に至るプロセスも全て比較した結果、ここがバランス的に一番優れていると感じたからです。

ここの教材は、レベル感と分量が各人の知識量にもよりますがちょうど良いです。偏ってもいないですし、深すぎもしない、まんべんないです。他の教材は、美容の歴史学者や化粧品開発者でもないのにそんな知識必要?とか、そもそも化粧品開発者を養成するのであれば、これだと全然不足だし・・・など、つっこみどころ満載だったので。

また、試験の同協会が課題(レポート)方式なのに対し、他の資格は暗記型のテスト形式。課題方式はかなりしんどいですが、考える力がつきます。一方、暗記型のテスト形式ですが、大学の持ち込みOKテストと同じ考えを私はもっていて、「覚えておくことって本当に必要?」「欲しい情報がどこに記載されているか知っていればそれでOKなんじゃないの?」と思っているので、暗記せねばならない意味がわかりません。

実際、私は化粧品開発者で、日々、開発の現場でしのぎを削っていますが、いちいちマニアックな成分のマニアックな定義・機能まで覚えていられません。日々、新機能な新成分が開発されるこの業界にあって、欲しい情報がデータベース化されていて、それが簡単に操作できる環境を作ることの方がよほど重要だと思っています。

これらを鑑みて、一般社団法人日本スキンケア協会をのぼりつめることを目指したというのが背景にあります。あ、最上位資格のスキンケアカウンセリングインストラクター資格は課題方式ではないですよ。この資格は一般講座化されていない資格で、完全な力量評価になります。さしもの美容マニア・化粧品開発者の私もこれは大変でしたが、先方からすれば、「Ph.Dが乗り込んできた!」と、ちょっと話題になっていたようです。

肌が弱い人、正しいスキンケアに興味がある人、基礎化粧品選びで失敗したくない人は、同協会のスキンケアアドバイザー資格の受講をお勧めします。美容ブロガーさんの方にも、無責任な情報をお祭り騒ぎで発信しないために、取得をお勧めします。美容部員や美容皮膚科でカウンセリングを担当される方にもお薦めです。

一方、エステシャンなど「美」に関するお仕事で生計を立てていかれたいという方は、同協会のスキンケアカウンセラー資格や、技術系のスキンケアフェイシャリスト資格の取得をお勧めします(今、私は、こちらの最上位資格「認定指導員」も取得すべく精進中です。・・・誰かに指導する気はありませんが 笑)。

写真は、一般社団法人日本スキンケア協会代表理事であり、エステ技術日本一(エステティックコンテスト全国大会一位)の小野浩二先生(左)と私(右)のツーショットです。小野先生がスマートな分、私が何となくずんぐりっぽく写っていますが、私も体年齢18歳をキープし続けているスマートマンです!単に比較するとそうみえちゃうだけ!ということで。

f:id:nakahama-kazumichi:20180715154700j:plain

フラーレン化粧品|ビタミンC60バイオリサーチ株式会社を訪問してきました

10年以上前から私が好んで基礎化粧品に配合するフラーレン、もちろん私のオリジナルブランドであるドクターズコスメ【NKラボ】|オールインワン化粧品などを紹介でも使わせてもらっています。昨日は、フラーレン化粧品の源泉である原料メーカー「ビタミンC60バイオリサーチ株式会社」様に行ってきました。

 

訪問の目的は、一般消費者の方に化粧品成分としてのフラーレンを正しく認知・広めていくためにどのようにしていけば良いかを話し合う会議に出席するためです。この会社はとても真面目で、フラーレンの膨大な学術的・臨床的データを蓄積・整理しており、この成分を利用した化粧品の処方例まで検討しつくしており、思わず応援したくなる会社です(大企業に失礼な物言いで恐縮ですが・・・)。

 

こういう会議に社長が自ら出席し、積極的に発言するというスタイルも好感が持てる理由です。今回の打ち合わせに参加してみて、フラーレンが今よりも広く一般消費者に認知される日が来ることを確信した次第です。そしてまた、そのために私も私のスキルをフル活用してできる限り応援し続けようと改めて決意した次第です。

 

下の写真は私(左)と林源太郎 代表取締役(右)のツーショット。

f:id:nakahama-kazumichi:20180707211840j:plain

この写真は、フラーレンのマスコットキャラクター。

f:id:nakahama-kazumichi:20180707211949j:plain

下の2枚はビタミンCバイオリサーチ株式会社のオフィス風景です。

f:id:nakahama-kazumichi:20180707211924j:plain

f:id:nakahama-kazumichi:20180707211900j:plain